¥22,800
締め太鼓の久保田大地です。「雪中野良着」名義で、一から野良着を作っています。古作に忠実に、全て直線裁ちして反物に戻せるように、現代人が着られる寸法に拡大して、作成しています。
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・身頃には、菊模様が型染めされた布団カバーの生地を使っています。地厚で丈夫な生地です。もともと穴がありましたが、補修済みです。販売されていた2巾が、身頃に使えるサイズだったため、そのまま仕立てました。解いて繋ぎ合わせれば、先人がつかっていた状態に戻せます。
・首回りの衿は、身頃と同じ生地から切り取って仕立てています。柄の連続性を出しました。
・身頃右下では、昔の野良着によく見られる手法を再現しました。衿を切り取った身頃部分には、時代や柄が近い別生地を当てています。右側に配置しているのは理由があります。左前にして羽織ったとき、継ぎはぎを少しでも隠し、はじめから同じ生地で仕立てたように見せるというものです。
・肩まわりには「雨絣」を使いました。蛇の目傘に雨が落ちる様子をイメージしています。衿まわりの暗い色と合わさって、全体が落ち着いた印象にまとまります。また、擦れやすい肩まわりの補強にもなっています。
・袖は「巻き袖」という仕立てで、少ない布でゆったりとした広い袖を生み出しています。
【寸法およそ】
着丈(肩~裾)…約85cm
裄丈(背骨~袖の先)…約72cm
身幅…63cm
着用者兼作者…メンズM 身長173cm 64kg